フルリノベーションとリフォームの違い

2025年12月23日

フルリノベーションとリノベーションの違いは、一般的に「フルリノベーション」は、性能向上(新たな価値を加える)「リフォーム」は、原状回復(マイナスをゼロに戻す)を目的とした工事を指します。主な違いは以下の通りになります。

 

1.目的と定義の違い

フルリフォーム:老朽化した建物を新築に近い状態に復元する工事を指します。設備交換・内装の張替えが中心で修繕の意味合いが強いのが特徴です。

 

リノベーション:ライフスタイルに合わせて間取りの変更、または耐震性・断熱性の向上等、新築時以上の付加価値を施しバージョンアップを図る工事を指します。

 

2.工事規模・費用

規模:リフォームは部分的な修繕も含まれますが、リノベーションはスケルトン(骨組み)状態にしてから全体を再設計する等、大規模な工事を伴うことが多いです。

 

費用:リノベーションは自由度が高い分、設計費・解体費等が嵩み、リフォームよりも高額になる傾向があります。

 

3.法改正(2025年4月)

⓵従来、多くの木造建築物で省略されていた「建築確認申請」が大規模修繕および間取り変更を伴うリノベーション工事等で必須となりました。

 

②増改築時にも省エネ基準への適合が求められるように改正されたため、フルリノベーションでは、より高度な性能設計手続きが必要となりました。

 

※「フルリノベーション」「リフォーム」何れも家全体の大規模改修を指すことから、重複しがちです。どちらを選択するかは、「元の状態に戻したいか(リフォーム)」「新しい価値や高い性能を加えたいか(フルリノベーション)」という目的の違いで判断すると分かりやすいでしょう。